Page cover image

💵AUSDの紹介

a

AIP-25の決議に従い、AUSDは廃止されました。残りのAUSDポジションはすべて10月17日にクローズされました。AUSDの廃止とAF1.0 Batch#1 Migration Planについては、こちらをご覧ください。

このページは廃止前の参考情報の記録です。

AUSD(AlpacaUSD)は、バックグラウンドであなたのために利回りを稼いでくれるオートファーミング・ステーブルコインです。今、あなたはローンを支払う代わりに、あなたの担保で利回りを得ながらローンを借りることができます。

AUSDは、過剰担保分散性多層ペッグメカニズムで強化されており、ステーブルコインとして最も大事な1ドルでの安定性を維持します。

アルパカファイナンスの貸し手は、預け入れた資産(ibトークン)を担保にしてAUSDを借りることができ、そのAUSDをアルパカファイナンスの内外で使用して追加の利回りを得ることができます。このようにして、貸し手はレンディングAPRとステーキングAPRを得ながら、AUSDを借りて自分の好きなように使うことができ、さらに高い利益の可能性を引き出し、資金の柔軟性と使い道を大幅に増やすことができるのです。

AUSDの使い道には、次のようなものがあります。

  • 追加の利回りを得るためにAUSDをステーキングする

  • AUSDを売却して得た資産でレンディングポジションをレバレッジする(さらにAUSDを借りることも可能)

  • AUSDを売却して他の資産を買い、高利回りのレバレッジ・イールドファーミングポジションをオープンする

  • AUSDを売却して、外部プロトコルで運用する

AUSDにより、アルパカファイナンスでのレンディングは、他のレンディングプラットフォームよりも資本効率と柔軟性が高くなり、DeFi2.0プロトコルのリーダーとしてのアルパカファイナンスの地位が強化されています。

AUSDはどのように機能するのですか?

AUSDは、堅牢なリスク管理パラメータで完全に裏付けられています。このステーブルコインは、ETH、BNB、USDT、BUSD、BTCB、TUSDなどのトップデジタル資産の集合体によって過剰担保されます。

AUSDは、実績のあるMakerDAOのフォークで、多くの改良が加えられています。主な機能の一部をご紹介します。

ファーミングしながら担保にできるモジュール:ほとんどのレンディングプロトコルでは、利回りを得るために資産をステーキングするか、借り入れのための担保として資産をステーキングするかを選択しなければなりません。AUSDでは、ユーザーはもはやこのトレードオフを行う必要はありません。

AUSDスマートコントラクトは、担保を使ってAUSDを借りることができる一方で、当社のプラットフォームでレンディングAPRを獲得することができます。さらに、将来的には他のプロトコルと組み合わせて追加の利回りを獲得できる可能性があります。

レンディングAPRだけでもAUSDのスタビリティ手数料(ほとんどの担保で2%)よりもはるかに高いため、このローンは実質的に無利子よりも優れており、借りることで利益を生むオートファーミング・ローンとなっています。

効率の良いペッグ:ステーブルコインのペッグを維持するためには、過剰な担保があるだけでは不十分です。MakerDAOの場合、担保資産に対してDAIの借入金利を上下に調整しています。

DAIの価格が1ドル以上になった場合、Makerは借入金利を下げてユーザーが新たにDAIを発行することを促進し、DAIの価格を1ドルに戻すための売り圧力を生みます。

DAIの価格が1ドルを下回った場合、Makerは借入金利を上げてユーザーがDAIを買い戻して借入ポジションを解消することを促進し、価格を1ドルに戻すための買い圧力を作り出します。

さらに、AUSDでは、MakerDAOのPSM(Price Stability Module:価格安定化モジュール)に似たStable Swap Module(ステーブルスワップ)を内部で準備しており、ユーザーはAUSDとBUSDを1:1のレートで低い手数料で交換できます。これにより、1ドルのペッグを維持するための裁定取引(アービトラージ)を促進します。

堅牢で緩やかな清算:AUSDは緩やかな清算を採用しています。つまり、AUSDの借り入れポジションが清算に直面した場合、ポジションの一部のみが清算されます。最大清算数量はクローズ率(Close Factor)に制限され、現在はポジションの負債額の25%に設定されています。この緩やかな清算モデルにより、AUSDの借り手の関連コストと清算リスクが低減され、同時に不良債権になるリスクも防ぐことができます。

AUSDはまた、堅牢なアトミック(*)清算モデルを使用しています。これはMakerDAOのダッチオークションモデルよりも優れており、AUSDのモデルはよりシンプルで不良債権を防ぐために最適化されています。

(*) アトミックとは、完全に実行されるかまったく実行されないかで、中途まで実行されることのない性質の処理のこと

不良債権の処理:プロトコルの構造やパラメータは非常に保守的に設定していますが、万が一不良債権が発生した場合にも対応できるよう、バックアップを用意しています。今後1~2ヶ月以内にガバナンスヴォールトを立ち上げる際に、補償プランも立ち上げる予定です。このプランでは、不良債権などの損失イベントが発生した場合、ガバナンスヴォールトに送られるプロトコルAPRの50%を、このイベントに対する報酬として、損失がカバーされるまで確保します。このようにして、貸倒れのリスクを最小限に抑えるだけでなく、カバーすることも考えています。

AUSDのコードは完全にオープンソース化されており、こちらのGithubリポジトリで確認することができます: https://github.com/alpaca-finance/alpaca-stablecoin

セキュリティ

セキュリティは常に私たちの最優先事項です。AUSDスマートコントラクトは、3つのプロのセキュリティ会社による監査に合格しています。

Last updated